岸ゴムTOPへ戻る デジタルカタログTOPへ戻る   最新更新日2008/07/16

岸ゴム新聞 第41回

2008' ザ・バルーンロードショー第3回 −レポート報告−
報告者:岸ゴム 中島

毎年の恒例になってきたロードショー形式のバルーンセミナーイベント、
『ザ・バルーンロードショー第3回目』
5月19(月)〜23(金)に渡り、開催されました。
場所は地元名古屋スタート→東京→福岡の順番にて各地を廻りました。

 講師・各会場

講師のリンダ・ブルースさん
このロードショー3回目を迎えましたが、セミナーのテーマはやはり『ウェでイング』で企画しました。
ウェディングと言えば、この方『リンダ・ブルースさん』を1回目に続き講師としてお招きいたしました。
リンダさんは世界中のインストラクターの中でもトップクラスの大人気講師です。
日本でもリンダさんのファンはとてもたくさん見えます。
私(中島)もリンダさんファンの一人です。

当イベントを運営したのは、左より、通訳担当のパイオニアバルーン大野さん、岸ゴム中島、池田が同行致しました。    

名古屋会場

東京会場

福岡会場

QBNの説明・・・QBN(クォラテックスバルーンネットワーク)


プロジェクターによりQBNの説明が行われました。

セミナーが始まる前に、パイオニアバルーンの大野さんよりQBNの説明が行われました。今年より受講の仕方が変わります。
これまでQBNの学科試験は試験会場で行われていましたが、世界の基準に基づきDVD形式により受講が可能になりました(10カ国後に対応)。営業マーケティングとしてもお役たち、プロとして必要な知識を学ぶ事ができます。
QBNのメンバーになると、バルーンデコレーター名簿に最高技術者として登録されます。
CBAの資格を取得する為にも、このQBNメンバーになる事が必須となります。
様々なインストラクションが無料でダウンロードできるなど特典が満載。
※詳しくは別途お問い合わせ下さい。
 


さあ、セミナーの開始です!
まずは、リンダさんがバルーンをはじめたきっかけのお話が出ました。
25年前にパートタイムからはじまり、正社員へ。
リンダさんはバルーン装飾の中でもエレガントさがより求められれるウェディングのカテゴリーに、まず魅了されました。
そしてバルーンビジネスとして、空間装飾を埋めるにはイマジネーションが要求され、それを実現させる事にエキサイティングを覚えたと言う。
 
実技・午前

いきなりリンダさんお得意のリボンワークを披露。リボンの扱いが本当にうまいです。
リボン主体にバルーンを少しアクセントとして加える『ピューボウ』挙式時におけるフラワーブーケに、階段手すりの装飾に、新婦さんの座椅子にと様々なシーンに多目的に飾る事ができます。
材料費はとてもリーズナブルに仕上がります。
続いてセンターピースが登場。
少ない材料費で、作業も簡単な上に付加価値のある作品が並ぶ。
即戦力として、すぐに使えそうです。
ポイントとしてチュールを使用するのがコツ!ウェディングにおいて、チュールは必須アイテムで、エレガントさが増します。
作品は全て白を貴重にしています。ウェディングのイメージは純白が一番似合う、リンダさんは白を好みます。
もちろん他のカラーで作成しても、またイメージの変わった作品ができます。

@作品に名前をつけることも重要です。
この作品名は『ラブインザエアー』
Aギフトボックス調の作品 Bこんな作品もかわいいですね。

バルーンに取りつけるアイテムとして、とっても便利!ハングタブ(50入)


今回セミナーの中で何度となく使われたのがこのシールアイテム。
長さ15cmほどの粘着シールへ、先端部分に穴が空いており、手グスなどを通して引っ掛ける事ができる便利グッズ『ハングタブ』受講者の方より多数の問い合わせがあり、急遽弊社にてこのアイテムを取り寄せ,取り扱いのラインナップとなりました。
 









↓次に講義したのはウエディングデコレーションには欠かせないコラムタワーの登場です。
トップのMF36”ジャストマリッドと2段目の11”Rのみヘリウムガスを使用しています。
以下は全てエアー使用で自立します。
ゴム風船とフォイルをこのように組み合わせるだけで、とても簡単に作成でき、エレガントなコラムタワーができます。






この接続部分へもハングタブによりジョイントされています。

とても便利です。

↑次に登場したのは、この『ギリシャ風コラム』
今回の作品の中で私が一番お気に入りだったのがこのギリシャコラムです。
リンダさんがヨーロッパへセミナーに行った時、このデザインを思案された作品です。
ギリシャのイメージがとてもうまく表現されていて、リンダさんらしいとてもエレガントな作品です。

材料は646Qが主柱に使用され、そのつなぎ目に350Qと260Qをうまくつなぎ合わせています。
実際に使っているバルーンはほんの数本なのに、完成度は高い。
即戦力として実際のウェディングに使用できそうです。

バルーンはお花よりも簡単に作成でき、エレガントに表現できる最適なアイテムだとリンダさんは言う。
 

プロダクトーショーケース
お昼休憩時間となり、ここでセミナーとは別に最新の新製品をご案内する
特設コーナー『プロダクトショーケース』のご紹介をお送り致します。
今回、これまで以上に力を入れたのがこの『プロダクトショーケース』最新の器材、バルーンを一挙に展示して
このロードショーでいち早くお客様の前でお披露目する事となりました。
 

一番人気のあった出来立てほやほやの『ミニハート』 32pとヘリウムガスタイプでは最小サイズながらに約1週間の浮力を保ちます。
お客様のハートを釘付けにしました。小さくて浮くのは、本当にかわいいです。

岸ゴムオリジナル商品です。

こちらは発売以来人気の運搬ツール
 『デリボックス』『デリドラム』
 もともと宅配ブーケ用の商品ですが、
 特にデリボックスの方は現場の運搬
 ツールとしても、とっても便利です。

器材関連各種です。
中でも、安価でプロ用にも十分使用できる『アウトレットデュアルインフレーター』の電動ブロアーと、新入荷のとても使い易い『クリックサイザー』がお薦めです。

 ↑QBNがDVDで受講可能になった
  『QBNマルチランゲージキットバンドル』

  ご自宅のパソコンでお気軽に受講できます。







今やバルーン業者には必須アイテムとなった『4/B_R(フォービーアール)』中に入れるゴム風船は、4/B_R用に弊社オリジナル品も扱っています。

 恒例のNEWアイテムゴム風船の無料配布コーナー。
 人だかりにより一瞬にして無くなってしまいました・・・


手前『スーパースタッファ』
奥『パッフィンスタッフ』

 


『ソート&セル』

今回トライアルで入れた展示サンプル品。フォイルバルーンをこのように什器展示できるすぐれもの。
ショップで販売される業者様には重宝しますが、入荷見合わせ中となりますので、ご了承下さい。

ミニハートに続き、人気があったNEWタイプの
ラッピングマシーン今回のロードショー前日ぎりぎりに間に合った展示用のサンプル品。
間に合わせた甲斐あり、来場者の方々には大変興味をもっていただきました。
タイプは『スーパースタッファ』『パッフィンスタッフ』の2種。
中でも風船を広げる為の器具『エキスパンダー』の単品売りが出来るのもうれしい。
間もなく入荷します。(7月中旬頃予定)

結束バンドを締め付けるのに手間な作業も、市販の器具を使えば、楽に簡単に締め付け作業が行えます。

LED発光アクセサリーの『ライトアップバルーンスティック』に面白い使用方法を提案。
エアー仕様にて水辺に浮かせます。夜の水辺に幻想的な空間を演出します。是非お試しを!
詳しい仕込み方法は別途お問い合わせください。

リンダさんが造ったかわいいデコレーションコラム。
プロダクトショーケースに並びました。

実技・午後

オープンスタイルのレイアウト

今まで机のレイアウトは学校型スタイルでセミナーをやってきましたが、実演を兼ねるセミナーでは、後ろの方が非常に見えにくい状況になります。
そこでリンダさんの計らいにより、急遽東京会場よりこのようなオープンスタイルのレイアウトで行いました。
ご覧おとおり、受講者の方へは非常に見やすく講師と受講者との一体感も生まれ、レイアウト変更大成功でした。
(名古屋会場の皆様、申し訳ありませんでした)

ハンズオンも皆で楽しくやりました。

これも私のお気に入り、使用しているバルーンの数が少ないのに、とても効果のあるアーチデコレーションが完成。
主に646Qをラインに使用し、5”Rと11”Rで繋いでいます。
最近のセミナーでは、使用するバルーンの数を最小限に押える事でコストダウンを計り、デザインと工夫により効果を生み、利益率の高い仕事を目指す事が重要視されています。
これは、プロ意識としてビジネスとして不可欠な事です。

ここへの接続部分にもやはり『ハングタブ』
使用してジョイントさせます。
皆様是非ご利用下さい。



続いて、エレガントでボリュームのあるコラムタワーが登場。

ポール部分を隠す為に、260Qをらせん状にきれいに巻きつけています。
さらにアクセントをつける為に、5”RのクラスターをSの字調にとりつける。
これが足される事で、重みのある作品に仕上がります。
さらにお花をつけ付加価値を上げて完成です。

 

ハートのフレームは弊社の自信作
『ハートアーチフレーム』を使用。

最後の講義は、ハートアーチのデコレーション。

260Qと350Qのクラスターを交互に取りつけていき、一風変わったハートアーチです。
ハンズオンで皆様の作ったフラワーを取り付けていきました。

ハートのアーチを手作りで組むのは大変な作業です。
7分割式のこのハートフレームは持ち運びも便利、組み立て簡単、その上安定感抜群(デコバルーンでも安定します)、使い回し可。

とっても!お薦めです!!


取り付け作業は皆さんで協力して設置しました。

これですべてのセミナーが終了。
今回も限られた時間の中で、盛りだくさんの内容となりました。

【総括】


バルーンビジネスの根底は『ウエディング』だと私は思います。
ウエディングデコレーションがマンネリ化する中、スパークバルーンや、リリース演出に目が向けられる状況ではありますが、
このセミナーをきっかけに、各受講者の方へは、基本であるデコレーションのあり方を再度見つめていただき、新しいアイデアとなり、今後の提案へと結びつくものになれば幸いです。

そして、1回目に続き講師をお願いしたリンダ・ブルースさんのセミナー運びはやはり最高でした。
生徒さんへの気配り、段取り、見せ方、そして何よりリンダさんらしいエレガントを基調にする数々のデコレーションは健在でした。
イベント期間中、絶え間ない笑顔がとても印象的でした。
また第4回目でお会いしましょう!

Balloon&Party Dept.