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池井戸潤 「七つの会議」
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池井戸潤の最新作。
今回も面白かった。
正直まだ、池井戸潤歴は浅い自分ですが
彼の作品は、ハズレが少ないなぁと感じます。
毎度 起承転結がしっかり練られている上、キャラクターも立っているので
読みながら、頭の中で映像化されていく感覚が起きます。
加えて 業界は違えど、社会で働いている人間が感じるであろう喜怒哀楽
矛盾さや理不尽さなどが、物語に自然に組み込まれているので
主人公だけでなく、様々な登場人物に感情移入して読めます。
この七つの会議も、会社・会議・人間関係・隠蔽・・・・・単語だけ並べると
どうにもつまらなそうですが、いやいやどうして
様々な立場と感情が、複雑に織り交ざった人間ドラマが見れる小説に
なっています。
あえてジャンル分けするなら、サラリーマン小説ということになるんで
しょうが、そういう枠に収めるのはもったいない気がします。
そういった特徴は、この作品だけでなく
池井戸氏の持ち味というかスタイルなので。
興味がある方は、他の作品にも手を出してみてください。
個人的に、下記がオススメです。
「鉄の骨」 「走るタイヤ」 「下町ロケット」 「ルーズヴェルト・ゲーム」
次の作品で、どこを舞台に池井戸劇場がくり広げられるのか
非常に楽しみだ。
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2013年1月21日(月)
No.88
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