岸ゴムほぼ日刊コラム
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サウスポー水野


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ソロモンの偽証


さすがの宮部みゆき!!

そう思わされる作品だった。


文庫本にして計6冊という圧倒的なボリューム感ながら

一気に読めてしまう。


学校内裁判という設定もユニークだけれど

それ以上に、登場人物のキャラクターが秀逸なのが

読みやすい理由になっている。


そんな宮部みゆきの小説は

ざっくり、3つのカテゴリーに分ける事が出来ると思う。


・現代を舞台にしたミステリー

・時代小説

・ファンタジー


どれも共通しているのが、物語(ストーリー)の上手さ。

導入からあっと言う間に、その世界へ引き込まれてしまう。


これまで読んだ作品の中では

「火車」「孤宿の人」「ブレイブストーリー」が

個人的な宮部みゆきの3大傑作かなと思っていたが

この「ソロモンの偽証」は、それらと匹敵する面白さだった。


これだから、宮部みゆきの小説からは離れられない。



加賀刑事シリーズをのぞけば、近作のほとんどが

魅力のない小説ばかりを連発する東野圭吾には

ぜひとも見習って欲しいと思う。


2015年6月29日(月) No.95

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